Last update: 03-MAR-2022
融液からの凝固・結晶成長は、材料の特性を発現させるために重要なプロセスですが、 高温・光学的不透明などの理由により未解明の現象が少なくありません。 本研究室では、時間分解X線イメージングなどの実験手法を開発し、金属合金を中心に凝固組織形成の素過程を実証的に解明し、物理モデルの構築・シミュレーションにより検証を行い、新しい組織制御手法や材料プロセスの開発を目指しています。また、物質の磁場などの外場に対する応答性を顕在化させ、材料プロセスに応用する原理の構築から、 結晶が高次に配向した組織などを実現する新しい材料プロセッシングに関する研究を行っています。
先端材料機能学講座は、工学部物理工学科(材料科学コース)、大学院工学研究科材料工学専攻の教育・研究を担っています。
京都大学非鉄製錬学講座「X 線イメージング・回折を利用した凝固現象の時間分解・その場観察」の講師を安田が務めました。【Link】
奈良で開催されたThe First Symposium on Carbon Ultimate Utilization Technologies for the Global Environment (CUUTE-1)に安田が参加しました。
横浜でハイブリッド開催された、Materials Research Meeting
2021 (MRM-2021)にて、1件の発表を行いました。
*Ryoji Katsube, Hideyuki Yasuda, Taka Narumi, Keita Nakano, Takumi Tomiyama, “Characterization
of dendritic growth in Cr-Mn-Fe-Co-Ni and Cr-Fe-Co-Ni alloys”
中国でハイブリッド開催された、China Symposium on Sustainable Steelmaking Technologyにて、1件の発表を行いました。
*Hideyuki Yasuda, “Time-resolved and in-situ observation of steel solidification - transmission
imaging (2D) and tomography (3D)”
韓国でハイブリッド開催された、Asia Steel
2021にて、1件の発表を行いました。
*Hideyuki Yasuda、Taka Narumi, Ryoji Katgsube, Yukihiro Nanri, Sota Tsuji, “ Time-resolved 2D and
3D Observation of Microstructure Evolution during Solidification and Subsequent Cooling in
Steels”[Keynote lecture]
大阪でハイブリッド開催された、日本鋳造工学会関西支部令和3年度 秋季支部講演大会にて、1件の発表を行いました。
鳴海大翔、大田滉貴、太田 誠、勝部涼司、安田秀幸、杉山 明、”Al-Cu合金の固液共存体の変形による鋳造欠陥の形成過程の三次元・時間分解その場観察”
大阪産業大学と共同で、X線イメージングの実験をSPring-8のBL20B2で行いました。
また、「持続可能な未来へSPring-8/SACLA(2021.3.第三版発行)」に論文の一部が掲載されました。
今日はかなり深い月食が見れる日ですね。
当研究室でも一部のメンバーで月食の観賞会をしました。
オンラインで開催された日本鉄鋼協会2021年度高温プロセス部会若手フォーラム第二回研究会において、1件の発表を行いました。
*安田秀幸、鳴海大翔、勝部涼司、高木知弘、"凝固組織の定量観察を目指した時間分解三次元観察の応用"
オンラインで開催された軽金属学会第141回秋季大会において、2件の研究成果を報告しました。
*鳴海大翔、大田滉貴、太田誠、勝部涼司、安田秀幸、"4D-CTと3DXRDを用いたAl-Cu合金等軸晶の固液共存体の変形のその場観察"、軽金属学会
*太田誠、鳴海大翔、大田滉貴、勝部涼司、安田秀幸、"時間分解トモグラフィと結晶方位解析によるAl-Cu合金デンドライトの変形と溶断のその場観察"、軽金属学会
令和3年度軽金属論文賞を受賞しました。【Link】
* 軽金属第70巻8号, 2020, pp.339-346,
"時間分解X線トモグラフィを用いたTiB2添加により等軸晶化したAl-Cu合金の凝固過程の定量解析",
鳴海大翔, 河原﨑琢也, 加藤勇一, 森下浩平, 安田秀幸.
* 軽金属第71巻1号, 2021, pp.22-29, "時間分解・その場観察によるTiB2添加Al-4%Si合金の波状核生成現象の評価",
安田秀幸, 野北和宏.
室蘭でハイブリッド開催されたINTERNATIONAL SYMPOSIUM ON THE SCIENCE AND PROCESSING OF CAST IRON
(SPCI-XII)において、2件の研究成果を報告しました。
*Hideyuki Yasuda、Kiattisaksri Chatcharit, Akira Sugiyama, Kohei Morishita, Taka Narumi, Ryoji
Katsube, "Solidification
sequence in ductile cast iron: time-resolved and in-situ X-ray imaging"
Kiattisaksri Chatcharit, Akira Sugiyama, Kohei Morishita, Taka Narumi, Ryoji Katsube, *Hideyuki
Yasuda、"Time-resolved
and in-situ observations of Solidification in Ductile Cast Iron"
大阪産業大学、九州大学と共同でX線イメージングの実験をSPring-8のBL47XUにて行いました。
研究が開始したB4も参加し、感染対策を取った上で大人数での実験となりました。皆さんお疲れ様でした。
令和3年度軽金属論文賞(軽金属学会)に2件内定しました。
* 軽金属第70巻8号, 2020, pp.339-346, "時間分解X線トモグラフィを用いたTiB2添加により等軸晶化したAl-Cu合金の凝固過程の定量解析",
鳴海大翔, 河原﨑琢也, 加藤勇一, 森下浩平, 安田秀幸.
* 軽金属第71巻1号, 2021, pp.22-29, "時間分解・その場観察によるTiB2添加Al-4%Si合金の波状核生成現象の評価", 安田秀幸, 野北和宏.
10月から本格的に研究が開始するB4に向けて、修士学生からの研究紹介、および教員からのテーマ紹介を行いました。
これから卒業までの半年間、よろしくお願いします。
オンラインで開催された日本金属学会秋季講演大会において、3件の研究成果を報告しました。
*鳴海大翔、大田滉貴、太田誠、勝部涼司、安田秀幸、"4D-CTと3DXRDによる高固相率のAl-Cu合金等軸晶の固液共存体の変形過程のその場観察"、日本金属学会
*大田滉貴、鳴海大翔、勝部涼司、安田秀幸、"4D-CT/3DXRDによるAl-Cu合金の固液共存体の圧縮過程の定量解析"、日本金属学会
*安田秀幸、勝部涼司、鳴海大翔、Luo Litian、中野敬太、冨山拓己、"CrMnFeCoNi系、CrMnFeCoCu系ハイエントロピー合金の凝固パスと相選択"、日本金属学会
基調講演
オンラインで開催された日本鉄鋼協会秋季講演大会において、4件の研究成果を報告しました。
*南里幸宏、鳴海大翔、安田秀幸、"Fe-C合金のδ‐γ変態領域における格子定数変化測定"、日本鉄鋼協会
*辻創太、鳴海大翔、勝部涼司、安田秀幸、"炭素鋼におけるマッシブ的変態後のγ粒の粗大化に及ぼすTiの影響"、日本鉄鋼協会
*鳴海大翔、市田晃大、勝部涼司、安田秀幸、"Fe-18Cr-11Ni合金のマッシブ的変態後のγ粒粗大化に及ぼす残留δ相の影響"、日本鉄鋼協会
*野々村真誉、鳴海大翔、勝部涼司、安田秀幸、"時間分解トモグラフィを用いたSUS304のデンドライト成長の定量解析"、日本鉄鋼協会
オンラインで開催されたアルミニウム協会の人材育成講座の講師を、安田と大阪産業大学の杉山明先生が務めました。
当専攻の大学院入試がありました。B4の皆さん、大学院入試お疲れさまでした。
当研究室に大阪府立豊中高校の高校生が見学に来られました。居室や実験室の案内、研究内容の紹介を行いました。材料に興味を持ってもらえたら幸いです。
修士2回生の中間発表会を行いました。M2の皆さん、お疲れさまでした。
X線イメージングの実験を大阪産業大学と共同でSPring-8のBL20XUにて行いました。皆様のご協力により無事終了できました。お疲れ様でした。
1枚目は実験で使う炉の写真です。2枚目は宿舎近くで見かけた親鹿と小鹿との写真です。
マクロ偏析の演習問題を期間限定でアップします。あくまでも自己学習の演習問題です。 マクロ偏析演習
X線イメージングの実験をSPring-8のBL47XUで行いました。大阪産業大学、九州大学と共同の実施となりました。梅雨の季節でしたが、雨はほとんど降らず、過ごしやすい天気でした。
写真は実験ハッチ内で測定準備をしている最中の写真です。
X線イメージングの実験をSPring-8のBL20B2で行いました。大阪産業大学と共同で、いつも以上に少人数チームでの実験となりましたが、皆様のご協力により無事終了できました。お疲れ様でした。
今年は研究室に修士3名、学部生7名が加わりました。コロナ禍の影響で新歓コンパは行えませんが、数多くのメンバーが加わり嬉しい限りです。これからよろしくお願いします。
博士課程の小林祐介さん、修士課程のLuo
Litianさん、菅健さん、中野敬太さん、吉村卓磨さんが修了、そして4回生の有本将吾さん、上松健太さん、太田誠さん、冨山拓己さんが卒業されました。おめでとうございます。
新天地でのご活躍とご発展をお祈りしております!
安田研に残られる方は今後ともよろしくお願いします。
X線イメージングにより観察された金属合金の凝固過程(ビデオ)の公開をYouTubeで開始しました。今後、コンテンツを増やしていく予定です。YouTubeへ
2020年澤村論文賞(日本鉄鋼協会)を受賞しました。Link
* ISIJ International, Vol.59, No3, pp.459-465, "Selection of the Massive-like δ-γ
Transformation due to Nucleation of Metastable δ Phase in Fe-18 Mass%Cr-Ni Alloys with Ni
Contents 8, 11, 14, 20 Mass%", T. Nishimura, R. Matsubayasi, K. Morishita, M. Yoshiya, T.
Nagira, H. Yasuda
日本金属学会2021年春期(第168回)講演大会、日本鉄鋼協会第181回春期講演大会(いずれもオンライン)に参加し、研究成果を報告しました。
* 安田秀幸、西村友宏、松林領汰、森下浩平、吉矢真人、柳樂知也、”Fe-18%Cr-Ni(8, 11, 14, 20%Ni)合金における準安定δ相の核生成によるマッシブ的δ-
γ変態の選択”、日本鉄鋼協会 澤村論文賞受賞講演
* 鳴海大翔、菅健、市田晃大、安田秀幸、“4D-CTによる凝固過程におけるFe-18Cr-Ni 合金の線膨張係数の測定”、日本鉄鋼協会
* 辻創太、菅健、鳴海大翔、安田秀幸、”Fe-0.18C-0.6Mn-0.3Si合金のマッシブ的変態後γ粒間の結晶方位関係”、日本鉄鋼協会
* 南里幸宏、安田秀幸、鳴海大翔、菅健、“ 0.05C鋼の凝固過程における体積変化と温度変化の同時測定”、日本鉄鋼協会
* 吉村卓磨、鳴海大翔、安田秀幸、工藤哲也、棗千修、江阪久雄、”佐藤鋳型を用いたAl-Cu 合金インゴット中の凝固組織の高エネルギーX
線CTによる三次元定量解析”、日本鉄鋼協会
* 大田滉貴、鳴海大翔、安田秀幸、“時間分解トモグラフィを用いたAl-Cu合金の固液共存体の変形における固相粒子の再配列の統計的解析”、日本金属学会
* 羅力天、中野敬太、鳴海大翔、安田秀幸、”Investigations of solidification path in CrMnFeCoCu by using X-ray
imaging techniques”、日本金属学会
* 野々村真誉、鳴海大翔、安田秀幸、“Al-5mass%Cu合金デンドライトの固液界面移動の定量解析”、日本金属学会
* 鳴海大翔、大田滉貴、中田匠、安田秀幸、“4D-CTと3DXRDによるAl-Cu合金等軸晶の固液共存体の変形過程の定量解析”、日本金属学会
米国の学会TMS2021 Virtual(オンライン)に参加し、研究成果を報告しました。
* Hideyuki Yasuda, Taka Narumi, Takeru Suga, Yukihiko Nanri,"Grain Selection after a
Massive-like Transformation from Ferrite to Austenite during Solidification in Fe-based Alloys"
(Invited)
* "Real-time Observation of the Accelerated Growth of (Cu,Ni)6Sn5 on Cu-xNi", Xin Tan,
Sergey Belyakov, Te-Cheng Su, Stuart McDonald, Christopher Gourlay, Hideyuki Yasuda, Syo
Matsumura, Kazuhiro Nogita
勝部さんの歓迎会、学部4年生、修士2年生の追いコンをオンラインで開催しました。
勝部涼司さんが先端材料機能学講座の助教として着任しました。メンバーも増え、活発な教育・研究活動に取り組みます。
小林祐介さんの学位論文公聴会が開催されました。お疲れ様です。
有本将吾さん、上松健太さん、太田誠さん、冨山 拓己さんが、特別研究報告書(卒論)を無事提出しました。お疲れ様です。
菅健さん、中野敬太さん、吉村卓磨さん、Luo Litianさんが、修士論文発表会(2.8,2.9)で研究成果を報告し、討議を行いました。お疲れ様です!!
Luo Litianさん、菅健さん、中野敬太さん、吉村卓磨さんが、修士論文を提出しました。
有本将吾さん、上松健太さん、太田誠さん、冨山 拓己さんが、特別研究中間発表を行いました。
(一社)日本鉄鋼協会・(公社)日本金属学会関西支部鉄鋼プロセス研究会・材料化学研究会主催の令和2年度学生発表会(オンライン)が開催され、研究室のメンバーも発表しました。
* 大田滉貴,鳴海大翔,安田秀幸, "Al-Cu合金の固液共存体の変形過程における固相,液相,ポロシティの解析"
* 辻 創太,鳴海大翔,安田秀幸, "炭素鋼における粗大化に及ぼすTi添加の影響"
* 太田 誠,鳴海大翔,安田秀幸, "Fe-C 系合金のマッシブ的変態時におけるδ/γ 界面の移動速度に及ぼすHfの影響"
あけましておめでとうございます。新型コロナから日常への復帰はまだまだ見通せませんが、できることから着実に研究・教育を進めていきましょう。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。